「リトリートってどういうことか説明できる?」
昨日のJリーグナイト07プレビューショーのON AIR中、
プロデューサーの方から突然聞かれました。
「えーと・・・、引いて守る、とかですよね?」
番組では野々村が札幌の戦術について説明中。
『しっかりリトリートして・・・』
「本当にそういう意味?!」
えっ。そういう意味、です、よね???
普段何気なく使っている言葉ですが、改めて聞かれると、
本当にそういう意味なのかどうか全く自信がありません!!!
「じゃあさ、『アタッキング・サード』は?」
攻撃のー、なんかー、えっとそういうエリアの話ですよね・・・。
G大阪の西野監督がよく使ってますよね~・・・。
イメージとしてはわかってるんですけど~・・・。
サッカーに関わっている人間ですらこの有様。
「一般の人には絶対わからないよね。」
確かにその通り。
4月から無料放送となり、一般の人にも見て頂いているJリーグナイト。
サッカーを知らない人にも興味を持ってもらおう、
明日のスタジアムに足を運んでもらおうという番組の趣旨があり、
それに沿ってわかりやすい説明を心掛けているつもりですが、
どこからが専門用語となるのかという感覚が鈍ってしまっているかもしれません。
気をつけないといけませんね!
という訳で、いきなりサッカー用語講座★
アタッキング・サードとは・・・
ピッチの全長を3つに分割し、自陣に近いほうから、
ディフェンシブ・サード
ミドル・サード
アタッキング・サード
と呼びます。
つまり、アタッキング・サードは3つのうち一番相手のゴールに近いエリアですね。
用例としては、
「アタッキング・サードで積極的に仕掛けよう」
「今日の試合はアタッキング・サードでプレイさせてもらえなかった」
というような感じで使います。
リトリートとは・・・
(ほぼ全員が)自陣に引くこと。しっかり守ること。
よく、「リトリートして守る」と言っている人もいますが、
『頭痛が痛い』的な誤りの匂いがしますよね・・・。
用例としては、
「リトリートからのカウンターを得意とするチーム」
というような感じで使います。
ちなみにさらに突っ込むと、
カウンターとは・・・
攻撃してきている相手からボールを奪い、
相手の守備が整わないうちに攻撃に転じて仕掛けること。
つまりは、「速攻」というやつですね。
ちなみに、リトリートに戻りますが、
もともとの言葉の意味は、「撤退・退却」。
転じて「日頃いる場所から離れる」という意味もあり、
企業の研修旅行のことを「リトリート」といったりするらしいです。
私は勝手に「リ・トリート(Re treat)」だと思っていて、
ちょっと外国とか行ってリフレッシュするからそういうんだと思ってました!
思い込みって恐いです。
そしてちょっと利口になってしまいました。